ブーケガルニとは?使い方や代用品もご紹介!

「ブーケガルニ」という言葉を聞いたことはありますか?

ご存じの方は、お料理に詳しい方かもしれませんね。

お料理の本を見ていてブーケガルニの表記を見かけ、思わず躊躇してしまった経験がおありの方もいらっしゃるかもしれません。

本格的な西洋料理を作ろうと思ったら、ぜひ取り入れたいブーケガルニ。

どのようなものなのか、使い方や代用品についてもご紹介したいと思います。

使い方は簡単なのに、ぐっとお料理のグレードがアップしますよ。

また、ご自宅でブーケガルニを準備するのはちょっとハードルが高いと思われる方へは、どのようなもので代用できるのかも、あわせてご紹介したいと思います。

ブーケガルニってなに?

ブーケガルニとは

ブーケとは、「花束」という意味ですよね。

ガルニはフランス語で、「添え物」とか「飾り」のような意味を持つ言葉です。

ブーケガルニとは、まるで花束のように、香味野菜や香辛料を束ねたものなのです。

数種類の香草をひもで結んだり、木綿の袋に詰めたりして作ります。

このようにまとめておくことで、お料理の最中や出来上がった際に簡単に取り除くことができます。

ブーケガルニによく使われる野菜

:heavy_check_mark:セロリ
セロリは精油にも使われるアピインやセネリンという香り成分を含んでいます。

茎、葉ともに香りが高いので、使いきれなかった部分をブーケガルニとして活用すると良いですね。

:heavy_check_mark:パセリ
パセリも香りの強いことでよく知られている野菜です。

葉の部分はお料理に添えられたリ、揚げ物のパン粉に混ぜたりして使われますが、普段捨ててしまいがちな茎もブーケガルニで活用できます。

:heavy_check_mark:ポワロー
ポロねぎ、リーキとも呼ばれる西洋ねぎです。

日頃私たちがよく食べている長ねぎよりも太くて短い見た目をしています。

白い部分だけでなく緑の葉の部分もブーケガルニとして使うことができます。

もちろん日頃使っている長ねぎで代用してもOKです。

:heavy_check_mark:たまねぎ
たまねぎは、手軽に使える香味野菜の一つですよね。

じっくり火を通すことで甘みも出てきますから、クセの強い素材の臭い消しだけでなく、味わいも良くしてくれます。

ブーケガルニによく使われる香辛料

:heavy_check_mark:タイム
しそ科の植物で、生、乾燥品、粉末などさまざまあります。

加熱しても香りが飛びにくいという特徴があり、魚や肉の臭みを和らげるのに活躍します。

:heavy_check_mark:ローリエ
月桂樹の葉を乾燥させたもので、月桂樹の一般的な使い方は、ほぼローリエになります。

清涼感のある芳香なので、ブーケガルニだけでなく煮込み料理にはよく使われます。

ブーケガルニの使い方

ブーケガルニが珍重されるのは、ソースやスープ、煮込み料理を作る際。

肉や魚といった少し臭みが気になる素材の臭いを消してくれて、味を調える働きをしてくれます。

素材にじっくり火を通していく際に1時間くらい、ブーケガルニも一緒に煮込みます。

食べる時には取り除かれているのでお皿に姿はありませんが、その香りや風味はしっかりお料理に感じられ、味に奥行きを持たせてくれるものなのです。

白身魚を煮込むようなあっさりしたお料理では、パセリの茎とローリエをタコ糸で巻いて作る、一番簡単なブーケガルニが使われることが多くあります。

その他の煮込み料理ではセロリの茎のくぼみにタイムやローリエ、パセリの茎などを詰めて、さらにセロリの茎でふたをして、糸でかたく巻いたものが使われます。

ラム肉のように少し香りが強い食材の場合には、ローズマリーやミントのように香りの強い香辛料をプラスすることもあります。

このように分類すると、使い分けが難しいように感じられるかもしれませんが、ブーケガルニには「絶対こうしなくてはいけない」という厳密な定義は存在しませんので、あまり難しく考える必要はありません。

手持ちの香味野菜や香辛料を自由に使ってトライしてみましょう。

家庭でブーケガルニを使いたい場合

市販品のブーケガルニもある

スパイス売り場で「ブーケガルニ」と書かれた商品を見かけたことはないでしょうか?

実はスパイスメーカーからも「ブーケガルニ」として発売されているものは、あるのです。

自作しなくてはと思うとややハードルが高い方は、これを利用してみるのも良いですよね。

一般的に使われることの多い、ローリエやセロリなどいくつかの香辛料が袋入りになっているような手軽なものです。

ブーケガルニの代用

ご家庭にある、たまねぎ、ねぎ、セロリなどの残りや、にんじんの皮など捨ててしまうような部分を使ってもOK。

野菜は皮のまわりの方が中心部より味が濃いものも多いのですが、皮を剥いて捨ててしまっていることもありますよね。

このようにもったいない部位も、ぜひブーケガルニとして活用しちゃいましょう。

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