冷奴やお好み焼きなんかに乗せるのはもちろん、ダシを取るのにも欠かせない鰹節。
風味が豊かで、とっても美味しいですよね。
腐ったりするイメージも無く、半永久的に使えるように思われがちですが、鰹節にもきちんと賞味期限切れがあるのをご存じですか?
鰹節の賞味期限切れなんて気にしたことない、という人も多いかもしれませんが袋にはきちんと記載してあります。
では、実際賞味期限切れからいつまでなら食べても大丈夫なのでしょうか?
風味の違いなどを交えながら詳しく解説していきたいと思います。
目次
鰹節の賞味期限切れはいつまで?
鰹節と一言でいっても、本枯れ節と削り節の2種類に分けることができます。
そして、鰹節の賞味期限切れまでの長さは、種類によって異なります。
本枯れ節の賞味期限切れ
本枯れ節にはほとんど水分がないため、腐ることはないとされています。
なので賞味期限はないと言われることも。
もちろん製品によっては記載されているものもありますが、だいたいが数年単位と長いです。
ただし、保存状態によって劣化のスピードが変わるので、久しぶりに使うときはカビていないかなどを確認するようにしましょう。
削り節の賞味期限切れ
パック詰めされた削り節の賞味期限切れは、未開封の状態でだいたい6ヶ月から1年ほど。
本枯れ節ほどではなくても、結構長いですよね。
一方で、開封してしまった削り節は2週間程度しか保ちません。
空気中の湿気を吸収してカビが生えやすくなったり、酸化によって劣化してしまうので、あっという間に傷んでしまいます。
なので、たまにしか使わない人は小分けのパックになっている鰹節がおすすめですよ。
鰹節は賞味期限切れ後いつまでなら食べても大丈夫?
賞味期限切れの鰹節は、カビていたり、変な匂いや味がしない間はいつまででも食べて大丈夫です。
包装に書いてあるように高温多湿の場所を避けて保存しておけば、まず問題なく食べられます。
しかし、それでも賞味期限切れが気になる人はいるでしょうから、そういう人は出汁に利用するのがおすすめ。
鰹節そのものを食べる訳ではないですし、いっぺんに沢山消費できますよ。
一つ注意点としては、食べること自体は大丈夫でも鰹節の特徴である「風味」は賞味期限内のものと比べて落ちてしまう場合があります。
なのでやはり、鰹節の美味しさを最大限味わうためにも賞味期限内に食べきりたいものですね。
鰹節は賞味期限が切れると風味が落ちる?
鰹節の風味は賞味期限が切れたかどうかではなく、1度でも開封したかどうかで変わってきます。
なぜなら、鰹節は空気に触れると酸化してしまうからです。
つまり、鰹節は削ったその瞬間から風味が落ち始めるといっても過言ではありません。
でも、スーパーなどで売られている鰹節は空気がパンパンに入ってるけど?と疑問に思った人。
実はあれ、空気による酸化を予防するために窒素を入れてあるんです。
未開封だと鰹節の賞味期限が長いのはこのため。
でも開封してしまうとどうしても空気に触れてしまいますよね??
なので、開封してある賞味期限切れの鰹節はどうしても風味が落ちてしまいます。
一方で、同じ賞味期限切れの鰹節でも未開封であれば空気に触れることがなく、酸化が起こらないので風味が落ちることもありません。
また、本枯れ節の場合は1度でも削ってしまうとカビのコーティングが取れて酸化が始まってしまいます。
なので頻繁に使わないのであれば、まとめて削ってしまって冷蔵庫や冷凍庫で保存するのがおすすめです。
鰹節の正しい保存方法
本枯れ節、削り節の両方とも高温多湿を避けて保存するのが重要です。
これは、どちらも乾燥した状態なので空気中の湿気を吸い込んでしまいやすいから。
湿気があって温かい場所というのは、カビにとって最高の条件なので、あっという間にカビが繁殖して鰹節が腐ってしまいます。
また、虫が好むのも同じ条件の場所なので、鰹節を高温多湿の場所で保存するのは避けたほうが安心ですよ。
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