ハンバーグは人気メニューなので、どの家庭でも食卓に上る回数が多いですよね。
そんなハンバーグですが、作っている時に火の通り具合を見極めるのって難しくないですか?
しっかり焼いたつもりでも、いざ食べようと思って切ってみたら赤いままだったりすると「食べても大丈夫だろうか…」と不安になるものです。
ハンバーグが赤いままになる理由は一つではありませんので、大丈夫か大丈夫でないかは理由ごとに見極める必要があります。
そこでこの記事では、ハンバーグが赤いままだった場合に、そのまま食べても大丈夫なのかを解説していきたいと思います。
あわせて、生焼けの際にレンジを使って温め直す方法も紹介するので、しっかり火を通して安全にハンバーグを楽しみましょう。
目次
ハンバーグが赤いままでも食べれる時、食べれない時
ハンバーグが赤いままだった場合、その状況によって食べれるかどうかが変わります。
生焼けの場合
表面には焼き色がついているのに、中を切ってみたら赤いままだったという場合、生焼けである可能性が考えられます。
ハンバーグが生焼けかどうか見極めるには、中央に竹串をさして、出てくる肉汁の色を確認するという方法があります。
もし肉汁の色が赤いままだったら、まだ生焼けの状態です。
ハンバーグはひき肉で作るものなので、生焼けは大変危険です!
そもそも肉は生食にあまり向いていませんが、ひき肉は特に一枚肉などと比べても肉をミンチにすることで空気に触れる部分が増えます。
そのため万一、有害菌が付いていた場合に増殖しやすい環境にあります。
赤いままのハンバーグでは、肉に食中毒菌がついていても死滅していないので、下痢や嘔吐を起こすリスクが高くなります。
なので少しぐらいなら大丈夫なんて思わず、必ずしっかりと火を通し直しましょう。
火は通っているのに、赤さが残る場合
竹串をさして肉汁の色を確認した時には赤い肉汁は出てこなかったのに、ハンバーグを切ってみたら肉が赤いままだったという場合には、そのまま食べても大丈夫です。
肉が赤いままだった理由は、ハンバーグに入っている野菜などに含まれる亜硝酸塩と肉の色素が結びついたことが考えられます。
市販のハムなどに使われる「発色剤」という食品添加物では、肉の色素であるミオグロビンと亜硝酸塩が反応するときれいな赤色になることを利用して、亜硝酸ナトリウムなどを使っています。
食品添加物を使っていなくても、使用している食材同士が反応してハンバーグでも同じことが起こることはありえます。
特にハンバーグの成型までを済ませて冷蔵庫に保管、時間が経ってから食べる直前に焼いたといった場合など、素材同士が反応する時間が長い時によく見られます。
生焼けハンバーグに火を通す方法
ハンバーグが赤いままだった理由が生焼けだった場合は、再度火を通しましょう。
でも、いったん割ってしまったハンバーグをフライパンに戻して焼き直すのは大変ですし、形を崩す原因にもなりかねません。
そこでオススメなのが、電子レンジです!
レンジで温め直せば、中まで簡単に火を通すことができます。
コツとしては、一度に長時間電子レンジにかけるのではなく、まず30秒から1分くらいレンジアップして、火の通り具合を確認しましょう。
それでもまだ生焼けの場合、30秒ずつくらいに区切って加熱していきます。
長時間レンジにかけ火が通り過ぎてしまうと、せっかくふんわり仕上げたハンバーグが硬くなってしまいますので、丁寧に少しずつレンジにかけましょうね。
ハンバーグの生焼けを防ぐコツ
赤いままのハンバーグについてお話してきましたが、出来れば生焼けを起こさずにハンバーグを焼きたいものです。
というわけでハンバーグを上手に焼くコツをご紹介します!
①火加減
ハンバーグを焼く時の火加減は初めからずっと、弱火から中火くらいを保ちましょう。
初めに強く火を入れてしまうと表面ばかりに熱が入って焦げてきてしまうのに、中にまで火が通りません。
②ハンバーグの成形
ハンバーグを成形する時に、厚みをあまり出さないようにすると火が通りやすいです。
また、火が最も通りにくい中央部分を少しくぼませておくと焼きムラが起こりにくくなりますよ。
③仕上げにオーブンを利用
ある程度フライパンで火を通したら、仕上げでオーブンにかけると生焼けになりにくいです。
あまり焦げ目をつけずにジューシーに仕上げたい場合に向いています。
まとめ
せっかく作ったハンバーグが赤いままだった場合、まずは生焼けかどうか、肉汁の色を見て判断します。
赤い肉汁が出てきたらそのまま食べるのは危険ですから、レンジでしっかり火を通してから食べるようにしましょうね。
コメントを残す