韓国料理や中華料理に欠かせない調味料である豆板醤やコチュジャン。
最近ではスーパーでも手に入れることができるようになり、家庭で使う機会も多くなってきました。
ただ、どちらも「辛いもの」というイメージはあっても、その違いを知っている人は少ないのではないでしょうか。
この2つ、似ているようで実は全然違う調味料なんです!
そこで、豆板醤とコチュジャンの違いについて説明していきたいと思います。
特に、辛さや味の違いについて詳しくまとめたのでよかったら参考にしてみてください。
豆板醤とコチュジャンの違いは?
それでは、豆板醤とコチュジャンの違いについて説明していきたいと思います。
原材料の違い
豆板醤は中国が発祥で、そら豆と唐辛子に大豆や米・ごま油・塩が主な原材料です。
塩分含有量が多く、辛味が強いのが特徴です。
一方、コチュジャンは韓国が発祥で大豆・もち米・麹・唐辛子・糖類が主な原材料です。
糖類が入っている分、辛味が抑えられ子供でも食べやすいという特徴があります。
作り方の違い
実は豆板醤とコチュジャン、どちらも発酵させて作るのですがその期間が違います。
豆板醤は短くても1年以上発酵させる必要があり、年数が増すほど味に深みがでて、高級品になります。
一方で、コチュジャンは短いものだと1~2週間程度で食べられるようになるので、家庭で作ることもできます。
このように、豆板醤とコチュジャンは原材料や発酵期間に違いがあります。
辛さの違い
原材料や発酵の期間が違うと、辛さにも違いがでてきます。
豆板醤のほうがコチュジャンよりも作るときに入れる唐辛子の量が多いので、ピリッとした辛味が強くなります。
この辛味は加熱することでより引き立つため、中華料理の中でも辛味の強い麻婆豆腐やエビチリなどによく使用されます。
一方で、コチュジャンはマイルドな辛さが特徴的です。
これは原材料に含まれるもち米が発酵する過程で甘みが生じ、唐辛子の辛さが和らげられるためです。
味の違い
辛味が違うということは、味もそれぞれ違うということですよね。
また、料理に使った時も味が変わってきます。
まず、豆板醤からみていきましょう!
豆板醤は先ほども説明した通り、強い辛味が特徴的です。
なので、料理に使うとピリッとした刺激の強い味になります。
麻婆豆腐などの辛さを楽しむ中華料理との相性が抜群です!
次はコチュジャンです。
コチュジャンを使うと辛いというより「甘辛い」味にすることができます。
辛いものが苦手な人でも食べられるくらいの辛さなので、お子さんにもおすすめです。
また、糖類が入っているため、コクがあるのも特徴の1つです。
ほんの少し料理に入れるだけでも、本格的な味にすることができるのでおすすめの調味料ですが、加熱すると焦げてしまいやすいので注意が必要です。
なので、ビビンバのトッピングとして使われることが多いですよね。
豆板醤とコチュジャンは代用できる?
先ほど味や辛さの違いを説明しましたが、2つとも辛いのは同じだし代用できるんじゃない?と思った人もいるかもしれません。
結論から言いますと、豆板醤をコチュジャンで代用することはできますが、反対は難しいです。
コチュジャンは唐辛子などで辛みを加えると、豆板醤に近い味にすることが出来ます。
じゃあ豆板醤に甘みを加えればコチュジャンになるんじゃない?と思ってしまいますが、唐辛子と違って甘い調味料には色々種類があります。
みりんや砂糖・水飴など、それぞれ甘さが違うので量や配合によって味が変わってしまうので、コチュジャンとは違う味になってしまいやすいのです。
まとめ
豆板醤とコチュジャンの違いについてまとめました。
似ているように感じる2つですが、実は味や辛さ・原材料などいろいろな違いがあります。
ピリッとした刺激を楽しみたいときには豆板醤が、反対にマイルドな辛さを楽しみたいときや、辛いものが苦手な人にはコチュジャンがおすすめです。
料理や好みに合わせて使うことで、簡単に本格的な料理を楽しむことができますので、ぜひ試してみてください。
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