カカオニブの効果・効能・摂取量の目安をわかりやすく解説!

カカオニブの存在をご存じでしょうか?

最近ではスーパーフードとしても注目されることの多い食材です。

健康を意識してチョコレートを選ぶ人にとっては、カカオ分を確認するのはもはや当たり前となりましたね。

というのも、カカオには身体に良い成分が多く含まれており、様々な効果・効能が期待できることが段々と知られてきたからです。

そんな、健康のためにチョコレートを選択している方へ、ぜひご紹介したいのがカカオニブなのです。

カカオニブとはどのようなものなのか、カカオニブの健康効果や期待できる効果・効能をぜひ知っていただきたいと思います。

そして、健康のためには日々どのくらいの摂取量が適切なのか、どのような食べ方が向いているのかをご紹介していきます。

カカオニブとは

カカオニブは、カカオ豆から作られます。

チョコレートやココアの原料としておなじみのカカオ豆は、カカオポッドと呼ばれるカカオの果実のなかにある種子です。

カカオポッドのなかにはパルプという白い果肉があって、その果肉に30個くらいのカカオ豆が包まれているような状態で存在しています。

カカオ豆はパルプごと発酵させて、乾燥させてから使われます。

カカオニブは、この発酵・乾燥後のカカオ豆から外皮と胚芽を取り除いたもの。

細かく粉砕すると、カカオニブとして売られているチョコチップのような見た目のものになります。

つまりカカオニブとはチョコレートに加工する前の原料のようなもので、カカオ豆のもつ成分は含有していながら砂糖やカカオバターなどが加えられていない状態のものなのです。

カカオニブに含まれる成分と効果・効能

カカオポリフェノール

最近、高カカオのチョコレートが流行っているのは、カカオポリフェノールの摂取が期待できるからですが、カカオニブにも、もちろんカカオポリフェノールが含まれています。

カカオポリフェノールに期待できる効果・効能は、強い抗酸化作用です。

強い抗酸化作用によって動脈硬化の予防や血圧の降下、ストレス軽減などへの効能を有すると期待されています。

テオブロミン

テオブロミンは、チョコレートの苦み成分です。

カカオ豆は学名を「テオブロマ カカオ」と言いますが、この「テオブロマ」とは「神様の食べ物」という意味。

かつては貴重であったことと、独特のおいしさは人々を惑わすのに十分だったことが想像できますよね。

テオブロミンに期待できる効果・効能は、脳への刺激です。

テオブロミンによる脳への刺激によって集中力をアップさせたり、自律神経を調整してリラックスさせてくれたりする効能が期待できます。

カカオニブの適量な摂取量は?

健康効果を有するとはいえ、カカオニブに含まれるテオブロミンにはカフェインと似たような覚醒作用もあります。

また、カカオ豆由来の脂質も含んでいます。そのため、摂取量を考える上ではあくまで適量を心がけ、身体に良いからと言って摂り過ぎることのないようにしましょう

カカオニブ摂取量は、1日20グラムくらいが適量だと言えるでしょう。

カカオニブの楽しみ方

カカオニブにはほろ苦い風味とカリリとした食感があります。

実は料理のトッピングなどには、なかなか向いている食材なのです。

たとえばサラダにほかのナッツ類とあわせてトッピングすると、食感が楽しいメニューになります。

自然と噛む回数が増えるので、満腹感が助長されて良いのではないでしょうか。

もちろんスイーツ系との相性はバッチリ。

ヨーグルトやグラノーラにトッピングしたり、スムージーに混ぜたりして使うと良いでしょう。

カカオニブには食物繊維も豊富ですから、栄養バランスを整える意味でトッピング食材として常備しておくと良いですね。

まとめ

カカオ豆を発酵・乾燥させて粉砕したという、カカオニブ。

日頃はカカオニブをさらに加工した食品ばかりを口にしていますが、カカオニブそのものも食材として非常に魅力があります。

カカオ豆に期待している健康効果を得られるのに、砂糖やカカオバターの摂取量が抑えられるという点がとても良いですよね。

製菓材料店などに行けば入手できます。一度味わってみてください。

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