こんにゃくゼリーを食べ過ぎて腹痛を起こしてしまった、なんて経験をされたことがありますか?
私は、子供の頃こんにゃくゼリーを食べ過ぎては腹痛になり、よく両親を心配させてしまっていました。
こんにゃくゼリーのパッケージにはきちんと「1度に食べ過ぎると体質や体調によってお腹が緩くことがあります」と書いてあるにもかかわらずです、、、、。
でも一体なぜ、こんにゃくゼリーが腹痛の原因になりやすいのでしょうか?
子供がこんにゃくゼリーを食べる時の注意点もあわせて紹介していきます。
こんにゃくゼリーを食べ過ぎると腹痛になるのはなぜ?
こんにゃくゼリーを食べ過ぎると腹痛が起こってしまう理由は、食物繊維の持っている整腸効果にあります。
こんにゃくゼリーの原料であるこんにゃく芋には、グルコマンナンという食物繊維が非常に多く含まれています。
グルコマンナンは水溶性の食物繊維で、消化されず、体内の水分を含んで膨張するという性質を持っています。
これによって、腸の運動が活発になることで便秘が解消されたりといった効果が得られるのです。
しかし、この食物繊維を摂りすぎると腸の運動が活発になりすぎてしまい、腹痛や下痢といった症状を引き起こします。
さらに、こんにゃくゼリーには整腸効果をもつ成分がグルコマンナンの他にも含まれているため、1度に食べ過ぎると下痢が起こりやすいと言われています。
こんにゃくゼリーを子供に与える時の注意点
こんにゃくゼリーを子供に与える時、注意しなければならないのは量と大きさです。
まず量についてですが、大人が食べて腹痛を起こさない量でも、子供が食べると腹痛を起こしてしまうことがあります。
なぜなら、子供は大人と違いまだ消化器官が未熟なため、消化しにくい食物繊維を摂りすぎてしまうと、腹痛などの原因につながりやすいからです。
また、消化器官の発達の仕方は、個人差が大きいため、自分にとっての適量をしっかりと見極めることが大切です。
次に気をつけなければいけないのが、こんにゃくゼリーの大きさになります。
大人でも、丸ごと1個がつるんと口にはいってしまい「うっ」てなること、たまにありますよね??
こんにゃくゼリーは弾力が強く、つるつるしているのであまり噛まずに飲み込んでしまいがちですが、これはとても危険です。
実際に死亡事故も何件か起こっており、そのほとんどが咀嚼力や飲み込む力が弱い、子供やお年寄りに起こったものでした。
子供の口の大きさは大人に比べて小さいので、大人よりも喉に詰まりやすいですし、噛み砕く力(咀嚼力)や飲み込む力も弱い。
そのことをちゃんと親が理解した上で、子供に食べさせるときには、小さくカットしてから与えるなど、一口で食べてしまわないような工夫をしてあげる必要がありますね。
こんにゃくゼリーの危険な食べ方
実際に事故につながってしまったこんにゃくゼリーの食べ方の1つに「凍らせる」というものがあります。
ジュースを凍らせてシャーベットを作る感覚でやってしまいがちですが、実はこれっ、とっても危険な食べ方なんです。
というのも、こんにゃくで作られたゼリーなので、アイスクリームやシャーベットのように口の中で溶けずに、塊として残ってしまうからです。
特に、1口で食べると窒息につながりますので、こんにゃくゼリーを凍らせる際は、丸呑みしてしまわないよう少量ずつ注意しながら食べましょう。
まとめ
こんにゃくゼリーを食べ過ぎるとお腹が痛くなってしまう理由と、子供に与える時の注意点についてまとめてみました。
食物繊維には、便秘解消など身体にいい効果もありますが、摂りすぎてしまうと腹痛や下痢などの原因となってしまいます。
適量を摂取して、食物繊維の持つ効果を賢く利用していきましょう。
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