一味唐辛子は食べ過ぎると危険?味覚オンチになるって本当?

ダイエット効果が期待できると一躍話題になった唐辛子ですが、生の唐辛子よりも食べやすく、持ち運びもできる一味唐辛子を使っている方が多いのではないでしょうか?

また、最近では激辛グルメが人気を集めており、激辛料理専門店や激辛メニューを扱う飲食店も多くなってきています。

しかし、ダイエットなど良い効果が期待されている一方で、一味唐辛子は食べ過ぎると危険だというのをご存知でしょうか?

そこで、この記事では一味唐辛子を食べ過ぎると、どんな危険があるのかについてまとめていきたいと思います。

激辛グルメや一味唐辛子が好きな方や、一味唐辛子でダイエットをしようと思っている方は、食べ過ぎによる危険を予防するためにも、ぜひ読んでみてください。

一味唐辛子を食べすぎると味覚オンチになる?

私たちは口にしたものの味を、舌の付け根にある味蕾(みらい)という部分で感じ取っています。

小さなつぼみのような形で舌にたくさん存在しているのですが、年を重ねていくとその数は自然に減少していきます。

しかし、一味唐辛子やからし、タバスコのような辛い物を食べ過ぎると、味蕾が必要以上に刺激を受けてしまい、年齢に関係なく壊れてしまう危険性があるのです。

味蕾が壊れてしまうということは、味を感じにくくなる、つまり味覚オンチになってしまう可能性があるということです。

味覚オンチになってしまわないためにも、一味唐辛子などの辛い物は食べ過ぎに注意して、身体に危険のない範囲で楽しむことが大切ですね。

一味唐辛子を食べ過ぎると他にどんな危険性があるの?

味覚オンチになってしまう可能性のほかにも、一味唐辛子を食べ過ぎてしまうとさまざまな健康問題を引き起こす危険性があります

まず、生活習慣病になるリスクが高くなります。

これは、辛い物を食べ過ぎると味蕾が破壊され味が分かりにくくなってしまうため、味が濃いものを好むようになってしまうからです。

塩分や糖分の摂りすぎは、生活習慣病の原因になりますからね。

また、味覚オンチの陰には脳梗塞や脳腫瘍など、脳の中枢神経系に異常が起こる病気が隠れている危険性があります。

このように、辛い物を食べ過ぎると、生活習慣病のリスクを高めてしまうだけでなく、味覚オンチという重大な病気の症状の1つを見落としてしまう危険性があります。

一味唐辛子の適量は?どのくらいが食べ過ぎで、どこからが危険なの?

一味唐辛子に限らず、食べ過ぎは体に良くないということは理解されている方が多いと思います。

しかし、「食べ過ぎは危険だ」といわれても、一味唐辛子の適量を知っている方はあまりいないのではないでしょうか?

どのくらいが食べ過ぎで、どのくらいが適量なのか気になりますよね。

実は、日本では一味唐辛子の代表的な成分であるカプサイシンの摂取量について明確な基準が決められているわけではないのです。

しかしドイツでは、カプサイシンの摂取量について調査が行われており、1日の摂取量の目安として体重1㎏あたり5㎎という基準を設けています。

これは体重60㎏の大人だと300㎎という計算になります。

一味唐辛子に換算すると、1本あたり0.06~0.07㎎のカプサイシンが含まれているので、4000~5000本分になりますね。

この目安量で考えると一味唐辛子を食べ過ぎる、ということはほとんどないと思いますが、唐辛子の種類によってカプサイシンの含有量は変わりますので、念のため注意が必要です。

また、一味唐辛子を食べ慣れていない人や、カプサイシンへの感受性が強い人の場合、この目安量より少なくても食べ過ぎになってしまったり、味覚オンチになるなどのリスクが高まりますので注意しましょう。

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