突然ですが、ゴーヤの種が赤くなっているのを見たことありますか?
特に自宅でゴーヤを育てている方は、種が赤いゴーヤが急に現れて驚いた、なんて経験あるかもしれませんね。
この状態のゴーヤの種は色もすごいですが、中も少しネバネバしていて、私たちが普段見慣れているゴーヤとは明らかに異なります。
パッと見た感じは、腐っていて食べれなそうですがどうなんでしょうか?
そこで、種が赤い時のゴーヤの対処法や、食べ方をご紹介したいと思います。
目次
ゴーヤの種が赤くなるのはどうして?
ゴーヤの種が赤くなると、腐ったのではないかとびっくりしますよね。
実はこれ、腐ったのではなく「完熟」したのです。
私たちが日頃野菜として食べているゴーヤは緑色のものが主流ですよね。
これはゴーヤという植物にとっては、実はまだ「食べられたくない時期なんだけど…」という状態で収穫したもの。
人間はゴーヤが未熟な状態で、これから熟れていこうとしている最中に収穫し、苦味なんかを楽しんでいます。
植物にとって「今は食べてほしい時期!」というのは、本来、完熟した段階なのです。
なぜなら、完熟したら種を鳥などが食べて遠くに飛んでいき、フンをしてその地でまた子孫を繁栄できるからです。
そのため、完熟したゴーヤの実は黄色やオレンジ色になって、種は赤くなって、鳥に見つけてもらいやすいようになります。
さらに甘みを増して、鳥が食べたくなるような姿に変化していくのです。
つまり種が赤いゴーヤは、もちろん食べても大丈夫ということです。
苦味を楽しむ緑のゴーヤとはひとあじ違った楽しみ方ができますよ。
いつもと違ったゴーヤの楽しみ方
緑色で未熟状態のゴーヤは、種やワタを取り除いて楽しみますよね。
完熟して種が赤くなったゴーヤで食べるのは、赤い種の部分。
赤くなってきたゴーヤの種は、ちょっとネバネバとした状態になりますが、食べることができます。
ゴーヤの種を楽しむと言っても、種を食べるのではなく、種の周りのゼリー状になったネバネバした部分を楽しむのです。
ゴーヤの持つ苦味のイメージからは想像できない、甘い味わいが楽しめますよ。
ゴーヤの種には「共役リノレン酸」という成分が含まれています。
この成分を摂取すると「共役リノール酸」へと変化して、これが体脂肪の燃焼を促進するのではないかと期待されています。
未熟なゴーヤの種を食べることはなかなか難しいので、赤く色づいた種で共役リノレン酸も摂取しちゃいましょう。
種が赤くなったゴーヤの食べ方
そのまま食べる
実が熟してきたゴーヤをそのまま収穫せずに放っておくと、実がはじけて種が簡単に取り出せます。
鳥も狙っているので、実がはじけたらすぐに種を取り出しましょう。
取り出した種はそのまま口に入れて、ゼリー部分の味を楽しめます。
実が黄色くなってきたら種も赤くなっているので、はじける前に収穫してもOKです。
ヨーグルトにトッピング
赤くてつやつやしている種は、デザートにトッピングすると彩りが良くなります。
味も甘みがあるので、ヨーグルトのように酸味のあるものと合わせると、好相性。
甘味料で甘みをつけるよりも、健康的なデザートになりますね。
ジャムにする
たくさん獲れたら、ジャムにしてみましょう。
種しか食べず実を捨ててしまうのはもったいないので、実も刻んで一緒にジャムにしても良いですね。
赤い種はそのままで、砂糖を加えて煮込みます。
しっかり煮込むと、種もポリポリと食べることができますから、共役リノレン酸も摂取できますね。
スムージーにする
朝の健康習慣の一杯に、完熟ゴーヤを使ってスムージーを作ってみてはどうでしょうか?
実も入れて、種もまるごとミキシングすれば、ゴーヤをまるまる楽しむことができます。
バナナや牛乳などと一緒に混ぜると、飲みやすい味わいになりますし、甘みが足りなければはちみつを足してみるのもいいですね。
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