胡椒の食べ過ぎ(かけ過ぎ)は味覚障害につながるって本当?

わたしたちが普段何気なく食べている胡椒

ラーメンには胡椒をたっぷりかけて食べる!という方も多いと思います。

しかし、胡椒を食べ過ぎると味覚障害になってしまう可能性があるということをご存知でしょうか??

普段から胡椒を大量に使うという方は、ギョッとしたかもしれませんね。

でもこれは紛れもない事実なんです!

そこでこの記事では


・味覚障害とはどのようなものなのか?
・なぜ胡椒を食べ過ぎると味覚障害になるのか?

について言及していきたいと思います。

味覚障害とは?

味覚障害とは主にこのような症状が特徴的な障害です。


・食べても味がわからない
・料理の味が薄く感じられる
・濃い味の料理を好む

知らず知らずのうちに症状が進行している場合が多く、発症する原因は色々あります。

最も多い原因は、偏った食生活による亜鉛の摂取不足ですが、最近では胡椒や唐辛子などの刺激物の摂りすぎによる味覚障害も多くなってきています。

胡椒を食べ過ぎ(かけ過ぎ)ると味覚障害になるのはなぜ?

わたしたちの舌の表面には味を感じる働きを持つ「味蕾」という感覚器官が存在しているのですが、胡椒などの刺激物を摂りすぎてしまうと味蕾が破壊され、味覚障害を引き起こしてしまうのです。

味覚障害はさまざまな病気や疾患の初期症状として起こる場合もあるので、普段から味覚障害気味だと、病気のサインを見逃してしまう危険性があります。

病気の発覚が遅れてしまうと、重病につながりますので、これだけは絶対に避けないといけませんね。

胡椒の食べ過ぎで起こりうるその他の悪影響

胡椒を食べ過ぎると、味覚障害の他にも様々な症状を引き起こしてしまう可能性があります。

例えば、胃が荒れているときに胡椒を食べ過ぎてしまうと胃痛の原因になります。

胡椒はスパイスの一種なので、荒れている胃には刺激が強すぎてしまい、痛くなってしまうのです。

また、胡椒には腸の働きを促す効果もあるのですが、食べ過ぎてしまうとお腹を下してしまう危険性があります。

これらは全て胡椒を食べ過ぎてしまうと起こりやすい症状です。

しかし、適量であれば胃痛や腹痛を心配する必要はほとんどありません。

食べ過ぎに注意して、胡椒の刺激や香りを楽しみましょう。

胡椒が身体に与える好影響

これまで胡椒の悪いところばかりに触れてきましたが、もちろん良いところもたくさんあります。

むしろ食べ過ぎにさえ気をつければメリットのほうが多いです。

胡椒の効果は主に2つあります。

まず1つ目は、血行・胃腸の働きを促進する効果。

胡椒には「ピぺリン」という体を温める働きを持つ成分が含まれています。

このピぺリンによって身体が温められることで、血行や胃腸の働きが促進されたり、エネルギー代謝が上がったりといった効果が得られるんです。

また、冷え性改善の効果も期待できるので、女性は積極的に摂りたい成分の1つですね。

そして2つ目は、体内の余分な塩分を排出する効果。

胡椒には「カリウム」という成分が多く含まれています。

これには、体内の余分な塩分を排出してくれる作用があるんです。

塩分を摂りすぎてしまうと、むくみや高血圧といった症状を引き起こしてしまう可能性があります。

ラーメンやステーキなどしょっぱい料理を食べた後、むくみやすくなるなぁと感じたり、実際に足や顔がむくんでしまっていた、なんて経験をしたことがある方も多いんじゃないでしょうか?

このカリウムという成分は、胡椒にもたくさん含まれていますが、野菜にも多く含まれています。

なので、しょっぱい料理を食べるときには、野菜を一緒に摂るようにしたり、胡椒を少しかけて食べるようにすると、むくみなどの症状を予防・軽減することができます。

ただし、胡椒と塩が一緒になっているような調味料を使いすぎてしまうと、逆効果になってしまうので注意しましょうね。

味覚障害は病院で治療できる

実は、味覚障害は病院で治療することができます。

専門的な検査や治療は耳鼻咽喉科で行っていますが、歯科で対応できる場合もあります。

また、味覚専門の外来を設けている病院も中にはあります。

味が分かりにくい、濃い味が好きなど、気になる症状が少しでもあると感じたら、1度受診されてみるのもいいと思いますよ。

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